凍害多発

記録的な寒波が過ぎ去り、県内では停電・凍結に伴う被害が多発しております

業者さんの話では、修理待ちのお客様が未だに300軒を超えているとか・・

毎日夜遅くまで対応に追われているようです


今後は災害に備え、給湯器等の設置場所も設計段階から検討する必要がありますね。

また、床下には水・湯・ガス・排水・灯油などの配管が設置されており、そこの温熱環境にも目を向ける必要があると思います。


住宅の断熱性能をさらに向上させる為、当事務所内には温度計を数カ所設置しており、日々計測を行っております。


当事務所の床下の温度(ベタ基礎・床断熱・床下通気)

1月20日(水) 外気温:最高0℃/最低-5度

1/20~1/21にかけて平均7.5℃。

最低気温が-5℃でも基礎内部は7℃前後で推移している事が分かります。

意外と高いですね。冬場は床下の通気を止めている為かもしれません。

この程度の温度を保っていれば凍結の心配はなさそうです。

ただし、一般的に床下通気の場合は外部と同程度の環境になりますのでご注意下さい。


基礎断熱にした場合は室内と同程度の温度になりますので、配管にとっても人間にとっても快適な環境になりそうです。

白蟻などの問題はありますが、今後は基礎断熱が主流になりそうですね。




床下の配管状況

中村建築事務所

NAKAMURA ARCHITECT OFFICE